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英語のタイ(tie)と言う言葉は、締めるという動詞からきていますが、その源はクラヴァト cravat です。
10月18日の“国際クラヴァトの日“ を機に、私たちは“首に巻いて締める布をその語源のクラヴァトと呼ぶ“よう呼びかけています。
首に巻いて首元で締めるスカーフというファッションと、その名称クラヴァトを英国に紹介したのは、英国王チャールズ二世で、1660年に追放先のフランスから戻った時です。英国では、クラヴァトを締める(to
tie a cravat )という表現が簡略になり、単にタイ( to tie = 締める)とかネクタイ(neck tie = 首を締める)がクラヴァトの通称になったのです。
現代英語では、クラヴァトと言えば、首の周りを緩やかに巻いて結んで先を下に垂らした布、ふつう上ボタンを留めないシャツに突っ込むものを指します。クラヴァトという語は元々結んだスカーフを意味しており、世界のほとんどの言語で現在のタイとして受け入れられてきたことに鑑み、私たちアカデミア・クラヴァティカは、英語でもタイやネクタイに替えてクラヴァトという最初の表現に戻ることを提言します。
クラヴァトの語源はクロアチアにあります。クラヴァトという表現は、17世紀前半の30年戦争時にクロアチア騎兵が身に着けていたスカーフに由来するものであり、世紀中葉のフランス王ルイ14世の世になってフランス語の語彙に新しく加わったものです。それはフランス語で
les cravats と言い、ドイツに入って Krawatten となりました。
("The Cravat – Croatian adornment
on the world's shirt", D. Načinović著, Academia Cravatica刊 , 2007 Zagreb)
ネクタイあるいはタイというのは、首を巻く長い布でシャツの襟下で止め、喉元で締めたものを指します。現在のネクタイ、アスコットタイ、蝶ネクタイはいずれもクラヴァトを源とするものです。
2008年10月18日ザグレブにて
マリヤン・ブシチ (アカデミア・クラヴァティカ* 代表)
* Academia Cravatica (A.C.) クラヴァトの歴史・文化を研究し、広報することを目的に設立されたクロアチアの非営利法人
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